1月29日から、会派「立憲民主党民権クラブ県議会」有志と四国の香川県と、瀬戸内海をまたいだ岡山県へ行き、下記の視察を行って参りました。
1.香川県「広域水道事業」
高松市防災総合庁舎にて「広域水道事業」についてヒアリング。
人口減少による給水収益の減少やインフラの老朽化による大量更新の必要性などにより、水道サービスの品質や料金の維持が難しくなることが想定され、香川県ではスケールメリットを生かした効率化や安全な水道水の安定供給などを実現するために、全国初の「県内一水道」を掲げた「広域水道事業」を進めています。
インフラの老朽化や人口減少による収益の低下は、どこの自治体でも共通の課題。
先を見据えて県を上げて取り組む事業として、とても参考になりました。
(「香川県における広域水道化」香川県資料)
(「香川県広域水道企業団が発足 初の全県規模、運営効率化」産経新聞記事)
2.香川県「AI技術推進のための人材育成」
香川県庁へ移動し、「AI技術推進のための人材育成」についてヒアリング。
我が神奈川県、横須賀市でもAI活用の取り組みが進んでいますが、香川県では技術者向けの人材育成事業として、AI技術に関する基礎的な知識を体系的に学習できる「かがわAIゼミナール講座」を開催しているとのこと。
機械学習、ディープラーニングの理論や手法を学んだ上で、実践的な最終プロジェクトに取り組む内容とのことで、企業に頼るだけではなく、行政が主体となって県内で技術者を育てる取り組み、素晴らしいですね(香川県のキャッチフレーズ「うどん県 それだけじゃない香川県」も、親しみが持てます)。
(「かがわAIゼミナール応用講座」香川県サイト)
3.岡山県「学校における環境問題への出前講座」
島々が美しい瀬戸内海を渡り、岡山県へ。 岡山県議会にて「学校における環境問題への出前講座」の取組などヒアリング。
岡山県、環境学習センター「アスエコ」、NPO等環境団体らの協働により、県内の学校や子供会、イベントなどに「環境学習出前講座」を実施しているそうです。
内容も「温暖化」「ゴミ問題」「エネルギー」や「自然体験教室」までいろいろあって、楽しそうです。
(「環境学習出前講座」岡山県)
4.倉敷市:児島のジーンズを活用した「地域活性化施策」
最後は、同じ岡山県内の倉敷市商工会議所にて、児島のジーンズを活用した「地域活性化施策」等の意見交換。
もともと綿花栽培から始まった、繊維の街「倉敷」。 栽培した綿と藍を原料に糸紡ぎ、染め、織り、縫製、オリジナル加工等ものづくり工程を体験できる場と機会を提供する「児島ものづくり体験プログラム」、収穫・見学・体験施設や観光施設などを回遊しながら、こだわりのジーンズや、お気に入りの繊維製品をじっくり探す「児島・倉敷ルートの提案」など、ジーンズ・帆布など厚手繊維を中心とした分業体制の街ならではの特性を活かした取組み、とても興味深い内容でした。
10年という歳月には様々な苦労もあったかと思われますが、強い意思を地域の方々が持っており、気になる街づくりの事例として、今後も注目していきたいと思います。
(「せんい児島ジーンズ巡りプロジェクト」児島商工会議所)
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