神奈川県では、血液中の酸素の量を測る「パルスオキシメーター」を自宅療養者、全員に貸し出して毎日、数値を報告してもらうことで健康状態を管理しています。
現在、感染者急増を受け2万2000個を追加発注し、合わせて4万3000個を用意していますが、返品消毒利用の作業も厳しい状況となっています。
無症状でも数日経って症状が悪化する場合があるため、変化を逃さないようにする必要があるパルスオキシメーターです。全員への貸出に加え、毎日の健康管理は命を守ります。
災害級の感染拡大となり、臨時医療施設の整備、人材確保は急務です。
以下、本県における18日公表された取組。
かながわ緊急酸素投与センター 酸素投与の応急処置をする緊急的な施設。県立スポーツセンター内に設置。
※東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴い、9月5日まで一時移転中。
一時設置場所:横浜伊勢佐木町ワシントンホテル18階
神奈川県宿泊療養施設 (新型コロナウイルス感染症軽症、無症状の方)
湘南国際村センター アパホテル 横浜関内 横浜伊勢佐⽊町ワシントンホテル レンブラントスタイル本厚⽊ パークインホテル厚⽊ 新横浜国際ホテル(本館) リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉 東横INN新横浜駅前新館 相模原宿泊療養施設
ベストウェスタン横浜 8月25日(水曜)から 東横INN横浜スタジアム前 I、II 8月27日(金曜)から
【宿泊療養施設に関する問合せ先】 専用ダイヤル 045-285-0636 (受付時間 平日9:00から17:00) *ホテルへのお問合せはご遠慮ください。
無症状・軽症の方の療養について、県の取組はこちらをご覧ください。
また、入院できない状況が生じ始めているのは、どうしてなのか、救急災害医療部長を務める中森医師は
「夏季は熱中症、脳卒中、スポーツ外傷などによる救急搬送が多い季節。
外出する方が増え、怪我などが増えています。また連日猛暑が続くために、熱中症や脱水症になっている高齢者もでています。
さらに、3歳以下の子どもで発熱やせきなどかぜに似た症状が出るRSウイルス感染症が急増していることも、救急外来のひっ迫に影響。
このまま人流が減らず、新型コロナの感染拡大が続くと、けがや病気などのときに救急車が駆け付けられなくなる可能性があります。」
というお話です。
行政が県民の安心・安全を守ることは重要です。 最近は頻繁に鳴り響く救急車のサイレンに、私たちひとりひとりの行動や健康管理も今まで以上に意識することも併せて重要と感じます。
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